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内容 研究発表
9巻2号2004年
Page 273
題名 流域土壌を対象にした焼却に伴うダイオキシン類の空間分布推定に関する研究
Title Spatial Distribution of Dioxins from Incineration Sources and its Estimation using Atmospheric Dispersion Model
著者 ○佐藤圭輔,清水芳久,鈴木祐麻,金 秀眞(京都大学),中村昌文((株)日吉),服部一美(京都大学)
Authors ○Keisuke Sato1),Yoshihisa Shimizu1),Tasuma Suzuki1),Suejin Kim1),Masafumi Nakamura2) and Kazumi Hattori1) 1) Research Center fo
著者表記
著者表記(英)
著者勤務先名
Office name
著者所属名
キーワード ダイオキシン類,GIS,琵琶湖流域,大気拡散モデル,汚染分布
Key Words Dioxins,Incineration Sources,Forest Soils,Soil Properties,Atmospheric Dispersion Model
概要 ダイオキシン類(DXNs)が微量有機汚染毒性物質の代表となって久しいが、依然として、流域環境全体を対象とした当該物質の調査・挙動研究がそれほど多くない。これはDXNsの定量法の煩雑さや起源に関するデータベース整備・解析の遅れなどがその主因となっているが、本研究では、CALUXアッセイによるDXNsの簡易定量法と、空間分布推定のためにGISを利用することによってこの問題を克服し、琵琶湖に流入する二河川流域の土壌を対象にサンプリング調査を行った。解析の結果、流域土壌におけるDXNsの存在状態には、土壌中の有機炭素濃度が大きく関与し、これを考慮することによって起源を大きく差別化できることが分かった。中でも、焼却由来が主な供給源である森林土壌のDXNsについては、有機炭素含有率との間に強い相関が見られ、加えて、この相関の傾きは流域毎に異なっていた。この理由として、焼却に伴うDXNsの発生源負荷量が影響していると予想し、これを実証するため琵琶湖流域を対象に大気拡散モデル(AIST-ADMER Ver1.0)を適用してDXNsの大気挙動を推定した。その結果、廃棄物焼却施設から大気に排出されるDXNsの空間挙動(発生源負荷、大気濃度、土壌への沈着量分布)が適切に推定され、先に述べた流域間の傾きの違いを裏付ける結果が得られた。
Abstract For Forests, the emission from incinerators is the most important dioxins source. And, the forest soils can hold the large amount of dioxins because of their high organic carbon content. However, very limited investigations with measurement of dioxins have been carried out for forest area (in watersheds). In this research, about 50 forest soils were sampled in the Ado and Yasu river basins, and dioxins TEQ concentration with organic carbon was measured using CALUX bioassay. The spatial distributions of atmospheric dioxins concentration and depositions (dry and wet) were estimated using the atmospheric dispersion model (ADMER Ver.1.0) with the data of dioxins emission (from incinerators). As the result, dioxins concentrations in forest soils were strongly correlated to the organic carbon content, but the slopes of each regression line were different. These differences could be comparable to the dioxins deposition estimated from ADMER.
 
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