内容 |
特集 |
巻 |
15巻1号2010年
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Page |
24
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題名 |
廃棄物処分場からの温室効果ガスの測定と維持管理への応用
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Title |
Greenhouse Gases Measurement and Landfill Maintenance Operation |
著者 |
遠藤和人,山田正人 |
Authors |
Kazuto ENDO and Masato YAMADA |
著者表記 |
(独)国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター |
著者表記(英) |
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著者勤務先名 |
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Office name |
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著者所属名 |
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キーワード |
廃棄物処分場,温室効果ガス,現地調査,観測井戸,地表面フラックス |
Key Words |
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概要 |
温室効果ガス放出量が比較的小さい我が国の最終処分場に適用可能な測定手法を示した。処分場
から温室効果ガスの発生量は空間的に不均一であり,最初に,地表面の温度やメタンカラム濃度を
用いて発生量の大きい領域(ホットスポット) を検索することが重要である。地表面ガスフラック
スを測定する閉鎖式チャンバー法は,日本のような焼却灰主体でガス発生量が小さい処分場を対象
にした地表面フラックス測定には有効であるが,ガス発生量が大きい場合,測定面積に対するチャ
ンバーの容積を大きくし,測定時間を短くして,内圧上昇による測定誤差を防ぐ必要がある。上部
を密閉した場内観測井を用いたガス放出量の測定法は,流量を計測する必要が無く,数mL/min 以
下のごく小さいガス放出量を測定できることが特徴であり,定点観測により,処分場からの温室効
果ガス発生量の増加と減衰,すなわち埋立廃棄物の安定化の進行度を捉える。 |
Abstract |
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