内容 |
特集 |
巻 |
13巻1号2008年
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Page |
2
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題名 |
今日的課題に対応する水処理シミュレーション技術への期待
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Title |
Prospects of Computational Simulations Applied to Water and Wastewater Treatment |
著者 |
長岡 裕 |
Authors |
Hiroshi Nagaoka |
著者表記 |
武蔵工業大学 |
著者表記(英) |
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著者勤務先名 |
武蔵工業大学 |
Office name |
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著者所属名 |
工学部教授 |
キーワード |
水道,下水道,水処理施設、シミュレーション,流域管理 |
Key Words |
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概要 |
本論では,流域的な視点から,上下水道システムの中に水処理施設におけるシミュレーション技
術のあり方について論じ,続いて,水処理のプロセスの設計と技術者の訓練へのシミュレーション
技術の適用の意義と方向性について解説した。大都市圏など水が高度に利用されている流域におい
ては,浄水場や下水処理場などの上下水道施設単独でシミュレーション技術を活用するだけでなく,
流域単位で水質データや流量データなどを含めて,水循環系のあらゆるデータを集約して統合管理
し,最適で効率的な水循環系の運用が可能となるよう,シミュレーション技術を活用すべきである
ことを指摘した。また,水処理施設の設計やオペレータの訓練にもシミュレーション技術が活用で
きると期待されるが,そのためには実用に耐えるだけの水処理系における水質変換モデルの構築が
欠かせないことを示した |
Abstract |
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