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内容 |
特集 |
巻 |
8巻3号2003年
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2
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題名 |
ダイオキシン類の簡易測定・オンラインモニタリング技術の動向
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Title |
Development of Rapid Analyses and On-line Monitoring Techniques for Dioxins |
著者 |
清水芳久(京都大学) |
Authors |
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著者表記 |
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著者表記(英) |
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著者勤務先名 |
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キーワード |
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Key Words |
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概要 |
ダイオキシン類測定の目的としては、廃棄物焼却炉等から非意図的に排出されるダイオキシン類の量を監視して環境中への拡散を防止すること、様々な環境中における汚染状況の調査、汚染浄化対策前後の効果確認、ダイオキシン類汚染防止対策のための基礎研究や技術開発、等があげられる。このように測定目的は多岐に渡り、また、測定対象試料および濃度範囲も、排ガスやばいじん等の比較的高濃度{ng(10-9グラム)レベル}から、大気や水質等の低濃度{fg(10-15グラム)レベル}のものまで多種多様である。平成12年(2000年)1月15日に「ダイオキシン類対策特別措置法」が施行されたことにより、HRGC/HRMSを用いる公定法による測定対象試料の急激な増加と共に、ダイオキシン類排出実態調査の拠りどころである測定技術に関する課題が浮き彫りになってきた。日常の自主的なモニタリングや広範囲な汚染箇所の調査等の場合には多数の検体をもっと迅速にしかも安価に測定することが可能な「簡易測定法」の構築が要望されている。現在、ダイオキシン類の簡易で安価な測定法の開発に向けてあらゆる角度から様々な手法が試みられており、それらの報告には公定法で必要とされている項目を省略する、もしくは異なる方法を用いることでTEQを求める手法が多く見られる。本稿では、以下にこれら2種の簡易測定法(生物の選択性を利用する方法と代替指標を利用する方法)について概説する。 |
Abstract |
High-resolution gas chromatography with high-resolution mass spectrometry (HRGC/HRMS) is currently the Japanese official and the most used analytical method to determine dioxine-concentrations. However, this method requires expensive equipment and highly trained analysts, whilst the sample preparation procedures are often time consuming and costly. Therefore, the development of an inexpensive and rapid screening method for dioxins is of high priority. Possible alternative methods for screening dioxins are immunoassay and bioassay, such as the enzyme-linked immuno sorbent assay (ELISA) and the aryl hydrocarbon receptor (AhR) assay, respectively. The measurement of surrogate compounds for dioxins (e.g., chlorobenzens and chlorophenols) is also applied for estimating dioxin-concentrations in the flue gas from waste incineration plants on an on-line and real-time basis. |
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