内容 |
研究発表 |
巻 |
29巻2/3号2024年
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Page |
93
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題名 |
脱水汚泥に含まれる化石炭素の調査とその挙動および影響推定
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Title |
Investigation of Fossil Carbon in Dewatered Sludge, Its Behavior and Impact Estimation |
著者 |
大下和徹1),仲 宇飛2),福谷 哲3),高岡昌輝1) |
Authors |
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著者表記 |
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著者表記(英) |
Kazuyuki Oshita, Yufei Zhong, Satoshi Fukutani and Masaki Takaoka |
著者勤務先名 |
1)京都大学大学院 工学研究科 都市環境工学専攻 2)京都大学大学院 工学研究科 都市環境工学専攻 (現パクテラ・テクノロジー・ジャパン(株)) 3)京都大学複合原子力科学研究所 |
Office name |
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著者所属名 |
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キーワード |
化石炭素,温室効果ガス,数量化一類,嫌気性消化,液体シンチレーションカウンター |
Key Words |
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概要 |
全国28ヵ所の下水処理場における脱水汚泥中化石炭素を調査した。その結果,中央値は12.8±6.40%Cであったが,その分布は低割合部分と高割合部分の二峰性の形状を示した。過去の調査結果,および汚泥性状パラメータとの単相関分析,ならびに下水処理システム構成との数量化一類の結果から,この分布形状は嫌気性消化の有無によるものと推定された。最後に焼却経由で排出される化石炭素由来CO2量を全国レベルで試算し,汚泥処理由来で直接的に排出されるGHG排出量のうち9.8%から28.0%を占め,無視できないことが示された。 |
Abstract |
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