内容 |
特集:災害時における最新のモニタリングおよび予測技術〈後編〉 |
巻 |
26巻4号2022年
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Page |
60
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題名 |
2011年紀伊半島大水害で深層崩壊により発生した河道閉塞箇所の監視・観測手法
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Title |
Monitoring and Observation Method for Landslide Dams caused by Deep- Seated Landslides caused by the 2011 Kii Peninsula Disaster |
著者 |
木下篤彦 1),北本 楽 2),山越隆雄 3),中谷洋明 3),海原荘一 4),荒木義則 5) |
Authors |
Atsuhiko KINOSHITA, Gaku KITAMOTO, Takao YAMAKOSHI, Hiroaki NAKAYA, Soichi KAIHARA, Yoshinori ARAKI |
著者表記 |
1)国土交通省国土技術政策総合研究所(近畿地方整備局大規模土砂災害対策技術センター),2)国土交通省近畿地方整備局大規模土砂災害対策技術センター,3)国土交通省国土技術政策総合研究所,4)(株)エイト日本技術開発,5)中電技術コンサルタント(株) |
著者表記(英) |
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著者勤務先名 |
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Office name |
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著者所属名 |
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キーワード |
深層崩壊,河道閉塞,天然ダム,水位,ドローン |
Key Words |
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概要 |
2011年9月の台風第12号では,紀伊半島を中心に広い範囲で土砂災害が発生し,72箇所で深層崩壊が発生し,17箇所で河道閉塞(天然ダム) が発生した。河道閉塞箇所では,まとまった降雨により,天然ダム上流の湛水池の水位が上昇し,越流すると,侵食により多量の土砂と水が流出し下流域に被害が及ぶおそれがあった。このため,災害直後から湛水池の水位を観測するとともに,水位予測システムを構築・運用している。本稿では,これらの観測・予測システムの概要を紹介する。また,近年新たに開始したドローンによる,天然ダムの変状調査についても紹介する。 |
Abstract |
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