内容 |
研究発表 |
巻 |
25巻2/3号2020年
|
Page |
105
|
題名 |
逆浸透膜のナノスケールレベルの欠陥を簡易に修復する『ナノスケールバンドエイド』の開発
|
Title |
Plugging Nanoscale Imperfections in the Polyamide Active Layer of Thin-Film Composite Reverse Osmosis Membrane to Inhibit Advective Solute Transport |
著者 |
原田美冬1),岡村正樹2),新苗正和2),鈴木祐麻3) |
Authors |
|
著者表記 |
|
著者表記(英) |
Mifuyu Harada, Masaki Okamura, Masakazu Niinae and Tasuma Suzuki |
著者勤務先名 |
1)山口大学大学院創成科学研究科環境共生系専攻, 2)山口大学大学院創成科学研究科建設環境系専攻, 3)山口大学大学院創成科学研究科建設環境系専攻 / 山口大学ブルーエナジーセンター |
Office name |
|
著者所属名 |
|
キーワード |
逆浸透膜,ポリアミド活性層,ナノスケールレベルの欠陥,移流,ポリビニルアルコール |
Key Words |
|
概要 |
本研究の目的は,逆浸透膜(RO膜)に存在するナノスケールレベルの欠陥を簡易に修復し,透水性を低下することなく汚染物質の除去率を効果的に向上する「ナノスケールバンドエイド」を開発することである。少量のポリビニルアルコール(PVA)水溶液をろ過することでRO膜に存在する欠陥をPVA で塞ぎ,グルタルアルデヒドでPVAの安定化を行った。その結果,透水性を損なうことなく2.0MPa におけるNaClおよびローダミン-WTの透過量を約67% および約85%減らすことができた。また,欠陥を塞いだPVAは薬品洗浄に対しても安定であることが示された。 |
Abstract |
|