内容 |
研究発表 |
巻 |
24巻2/3号2019年
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Page |
104
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題名 |
汚染土壌からのカドミウムの溶出にアナターゼが与える影響の定量的評価
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Title |
The Role of Anatase Impurity in the Leaching of Cd(II) from Contaminated Soil |
著者 |
鈴木祐麻,中瀬貴将,新苗正和 |
Authors |
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著者表記 |
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著者表記(英) |
Tasuma SUZUKI, Kisyo NAKASE and Masakazu NIINAE |
著者勤務先名 |
山口大学大学院 |
Office name |
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著者所属名 |
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キーワード |
土壌汚染,カドミウム,アナターゼ,カオリナイト,溶出 |
Key Words |
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概要 |
本研究の目的は土壌に含まれるアナターゼが土壌からのCd(II) の溶出に与える影響を定量的に評価することである。吸着実験およびモデリングの結果,汚染土壌を作製したpH5.9 ではカオリナイトはCd(II) をイオン交換態として吸着すること,アナターゼはカオリナイトより高いCd(II)吸着性を示すこと,そしてアナターゼはCd(II) を内圏錯体として吸着することが分かった。そして溶出実験の結果,アナターゼは土壌からのCd(II) の溶出性に大きな影響を与え,アナターゼを多く含む土壌からはCd(II) の溶出が少ないことが分かった。 |
Abstract |
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