内容 |
研究発表 |
巻 |
24巻2/3号2019年
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Page |
78
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題名 |
貧酸素化した阿蘇海底層への外海水供給効果 ――底質による酸素消費とリンの溶出特性に着目して――
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Title |
Effects of Seawater Supply on Oxygen- depleted Bottom Sediment in Aso- kai Lagoon, Kyoto |
著者 |
森 颯人 1),佐藤圭輔 2),矢澤大志 2),川口 衛 1),樋口能士 2) |
Authors |
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著者表記 |
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著者表記(英) |
Hayato MORI, Keisuke SATO, Taishi YAZAWA, Mamoru KAWAGUCHI and Takashi HIGUCHI |
著者勤務先名 |
1)立命館大学大学院, 2)立命館大学理工学部 |
Office name |
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著者所属名 |
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キーワード |
汽水湖,底質酸素消費速度(SOD),貧酸素底層水,リン溶出動態(形態別),海水交換 |
Key Words |
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概要 |
汽水湖・阿蘇海底層を対象に,貧酸素化した底層水と酸素リッチな外海水とを連続的に交換する実験を行い,水相中のDOがどのように回復するかをモニタリングした。また,この回復過程と底質酸素消費速度(SOD)やその影響因子との関連性を分析するとともに,底質からのリン溶出特性がどのように変化するかを形態別 (易溶解性,Fe型,Al型,Ca型) に分析した。結果として,リン溶出には交換可能なリン (易溶解性・Fe型) の含有比率や還元性の強さが影響していることが確認された。SODはH2Sなど化学的な酸素要求の影響により高い値 (1.21〜1.71gO/m2/day) を示したが,1HRT (1回) 程度の海水供給によってDO が徐々に回復し,それによりリン溶出も抑制される傾向が確認された。
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Abstract |
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