内容 |
特集:環境分野に於ける菌叢解析 ――分子生物学が汚泥に光を当てる―― |
巻 |
22巻4号2018
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Page |
46
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題名 |
水処理プロセスからの亜酸化窒素排出削減へのFISH法適用の試み
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Title |
Application of Fluorescent in Situ Hybridization for Reduction of Nitrous Oxide Emission from Wastewater Treatment Process |
著者 |
齋藤利晃 1), 小沼 晋 1) |
Authors |
Toshiaki SAITO, Susumu KONUMA |
著者表記 |
1) 日本大学 |
著者表記(英) |
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著者勤務先名 |
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Office name |
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著者所属名 |
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キーワード |
活性汚泥,亜酸化窒素,fluorescent in situ hybridization (FISH),Nitrosomonas属,Nitrosospira属 |
Key Words |
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概要 |
生物反応槽から排出される亜酸化窒素(N2O) を削減するため,これまでDO や亜硝酸など環境条件を指標とする制御手法の開発が行われてきた。しかしながらN2O 生成に及ぼす環境条件の影響の大きさは細菌の種類によって異なることから,細菌叢に着目した制御手法の開発が求められている。そこで本稿では,FISH 法を用いて活性汚泥中のアンモニア酸化細菌を2 種類に大別し,加成性が成立するとしてN2O 生成能に及ぼす亜硝酸濃度の影響を分画することを試みた。更に,その知見に基づき,N2O 生成を抑制しうる曝気方式について検討した結果を報告する。 |
Abstract |
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