内容 |
特集:微小粒子状物質 ― PM 2.5を中心として ― |
巻 |
19巻4号2015年
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Page |
58
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題名 |
日本と中国のPM2.5の性状と関東地域の越境大気汚染の影響
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Title |
Chemical Components of PM2.5 Collected in Japan and China, and Influence of Trans-boundary Air Pollution in Kanto Region |
著者 |
米持真一 |
Authors |
Shinichi YONEMOCHI |
著者表記 |
埼玉県環境科学国際センター |
著者表記(英) |
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著者勤務先名 |
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Office name |
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著者所属名 |
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キーワード |
PM 2.5,化学組成,金属元素成分,中国,越境大気汚染 |
Key Words |
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概要 |
2013 年1月,中国広域で発生したPM2.5の高濃度汚染を機に,日本国内でもPM2.5への関心が急速に高まった。我々は埼玉県加須市で2000年からPM2.5の化学成分を含めた通年観測を行ってきたが,従来の大気汚染対策の効果として,PM2.5濃度は微減傾向が見られる。高濃度汚染発生時に,中国国内で採取したPM2.5 の化学成分分析の結果,石炭に由来する成分が特徴的であった。一方,同時期に埼玉県加須市で採取したPM2.5には大きな変化は見られず,メディア等の報道とリンクはしていなかった。PM2.5汚染の正確な把握と濃度の一層の低減には,化学組成情報が不可欠である。 |
Abstract |
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