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内容 特集:東日本大震災復興特集〈廃棄物編・まちづくり編〉
19巻1号2014年
Page 20
題名 三陸地方における複合的復興まちづくりの課題と展望 ―― 釜石市・鵜住居地区での支援活動をふまえて――
Title Challenges and Prospects of Integrated Town Rehabilitation Program for Sanriku-region ――Based on Previous Cooperative Activities in Unosumai District, Kamaishi-shi――
著者 松下 潤
Authors Jun MATSUSHITA
著者表記 中央大学研究開発機構
著者表記(英)
著者勤務先名
Office name
著者所属名
キーワード 地方都市の縮図,複合的復興のまちづくり,小流域圏分散型都市構造,内発的経済主義,複合的資源循環システム
Key Words
概要 東日本大震災は,地震規模は未曽有のM9.0,高さ10 m 以上の大津波が東北の太平洋岸に押し寄せ,山手線内側の面積の9 倍に当たる561 km2 が浸水被害を受けた。死者・行方不明者数は2 万人以上,全壊戸数は12 万戸を数えた。被災後3 年たったいま,インフラの再構築が先行する一方で,生活再建策が立ち遅れによりなお凡そ26 万人の人々が避難生活を余儀なくされている。 三陸地方の沿岸域は,小流域圏単位の都市構造を持ち,人口縮減と高齢化が進む近未来の地方都市の縮図のような存在である。津波に安全な住宅再建に加え,人口縮減抑止の視点から,地域連携・交流促進とともに,一次産業を基礎とする内発的経済の創生が課題である。併せて,都市構造やインフラストックの再編成や合理化も必須である。本稿では,筆者の釜石市・鵜住居地区での支援活動をふまえ,このような複合的復興まちづくりの展望と課題を明らかにする。
Abstract
 
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