内容 |
特集:水環境中のPPCPs (医薬品類)―汚染実態と分解・除去技術の最新動向― |
巻 |
17巻4号2013年
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Page |
37
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題名 |
排水および環境試料(河川水・底質・野生生物) 中のPPCPs類について
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Title |
PPCPs in Wastewater and Environmental Matrices Including River Water, Sediment and Wildlife |
著者 |
中田晴彦 |
Authors |
Haruhiko NAKATA |
著者表記 |
熊本大学大学院自然科学研究科 |
著者表記(英) |
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著者勤務先名 |
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Office name |
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著者所属名 |
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キーワード |
医薬品と生活関連物質(PPCPs),排水処理場,環境試料,生物蓄積性,水溶性難分解物質 |
Key Words |
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概要 |
近年,医薬品と生活関連物質(PPCPs) による環境負荷と生態影響に注目が集まっている。PCB等の難分解性有機化学物質(POPs) に比べ,概ね環境残留性や生物蓄積性は低いとされるが,PPCPs の用途や使用形態は多種多様で,種数も膨大であり,その全体像を把握することは容易でない。本稿では,医薬品でありながら疎水性が高く生物蓄積するもの,水溶性が高いものの水環境中で難分解性を示すもの,POPs のような広域汚染や大気経由で長距離輸送されるものなど,潜在的な環境負荷が懸念されるPPCPs について,最新の調査研究で得られた知見を紹介する。 |
Abstract |
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